ふくらはぎの筋肉がうまく動いていないかも!?
私たち人間の身体は、心臓から動脈で血液が送り出され、酸素や栄養分が全身に行き渡ります。
また同時に、排出された二酸化炭素や老廃物が、静脈を通って心臓へ戻ってきます。
足元に流れた血液が心臓に戻るときには、重力に逆らう大きな力が必要になります。
ふくらはぎの筋肉が動くことで、重力に負けずに血液を心臓へ戻すことができるのです。
しかし、何らかの原因によってふくらはぎの筋肉がうまく機能しないと、血液が足に留まり、むくみを生じさせます。
塩分の取りすぎに注意!
足のむくみの原因は、生活のあらゆる場面に隠れています。
原因の一つは塩分の取りすぎが考えられます。スナック菓子や、ラーメンやうどん等の麺類、お酒のおつまみ等は、食べ過ぎにご注意を。また、ビタミンやミネラルの不足、アルコールもむくみの原因になりますので、気を付けましょう。
むくみをとる食べ物
カリウム
カリウムは細胞内外の水分量を調節するのに大切な栄養素です。また、塩分の排出を助けてくれるので、積極的に取りましょう。煮たり、茹でたりすると水に溶けだす性質があるため、生の野菜や果物を活用しましょう。
カリウムを多く含む食べ物
海藻、フルーツ、いも類、豆類、肉類、魚介類など
ビタミン類
ビタミンB1不足で脚気(かっけ)になると症状の1つとしてむくみが起こるので、こちらもしっかり取りましょう。また生理前はビタミンB1に加えてビタミンB2・B6などを取ることで、むくみをはじめとした生理に関する症状を緩和できることがあります。
- ビタミンB1
肉類、魚類、豆類、穀類(玄米、ライ麦パンなど)、ごま、ナッツ類など
- ビタミンB2
魚介類、肉類、乳製品(チーズやヨーグルト)、卵類、穀類など
- ビタミンB6
魚介類や肉類(まぐろ、かつお、牛、豚、鶏のレバーなど)
食べ物での接種が難しい場合は、サプリでも可
食物から直接接種できることが望ましいですが、栄養素まで考慮して毎日料理を作ることは簡単ではありません。補助的にサプリを利用すると、不足している栄養素を補えます。
タンパク質
たんぱく質を取ると、一部は体内でアルブミンになります。アルブミンには水分を引きつけておく力がありますが、血管内のアルブミン量が少ないと血管の外に水分がたまり、結果としてむくみやすくなります。
低栄養による低アルブミン血症でむくみが出る場合はかなり進行している状態です。低栄養が原因の場合は、まずしっかり栄養補給しましょう。
たんぱく質を多く含む食べ物
肉類、魚介類、乳製品、卵類、大豆製品など